ジブリ作品が配信しない理由は宮崎駿監督のこだわりだった。配信しない理由と無料で見る方法

裏話

ジブリが好きな方は最近流行りの配信サービスでジブリ作品を見たいという方も多いのではないでしょうか?

結論から書くと、タイトル通り配信サイトでは見られません。

つまり金曜ロードSHOW!を録画するか、TSUTAYAまで足を運ぶか、購入する必要があるということです。

ただ、一応というサービスを利用すると、TSUTAYAに足を運ばなくてもオンラインで注文してお家にいながらにしてレンタルをすることは可能です。

全国の在庫からレンタルできるし、1本あたりのレンタル期間はないから延滞料もないのでけっこういい。無料お試し期間でトライしてみてください。

▼宮崎駿監督は配信嫌い

ここまで配信がされない理由は、噂の通りおそらく宮崎駿監督が配信嫌いだからでしょう。鈴木敏夫さんの著書によれば、宮崎駿監督は「映画は映画館で見るべきものだ」という考えが強いため、テレビ放映やDVDでのレンタルに対しても否定的だったそうです。

ただ実は、初期のジブリ作品は、現在TSUTAYAの運営会社CCCと資本関係のある(CCCが持ち株会社ですね)徳間書店との共同製作をしています。徳間書店の代表の徳間さんが作品作りに対して前向きな経営者だったこと、現在もプロデューサーとして宮崎駿監督とタッグを組む鈴木敏夫さんが元社員であり、宮崎駿監督と共に作品を作りたいと企画を持ち込んだ発起人であったことからも、その関係性の深さを垣間見ることができると思います。

(もちろんGEOにもおいてあるので、資本関係なくてもおいてあった可能性は高いと思いますが、TSUTAYAの店頭での大々的なプロモーションにはその関係性があってこそなのかなと感じます)

また、金曜ロードSHOW!の日テレとも実は深い関係があることは鈴木敏夫さんによって語られていますが、日テレで元副社長、代表取締役社長などを歴任して今は亡くなった氏家齊一郎さんがジブリの大スポンサーとして大きな影響を受けていることもあります。

氏家氏は特に高畑勲監督の作品を気に入っており、同監督の映画の文化映画としての側面を高く評価、興行としてうまくいくかどうか以前に芸術としての映画表現を追求することを求め、となりのやまだくんやかぐや姫が興行として成果を出さなくてもいい、と突き進んだ人物だったそうです。

そんな氏家さんはかぐや姫の製作中に亡くなってしまったそうですが、その深い関係性から日テレ以外の放映はされていないということです。

▼だが配信も開始するらしい

と、まあこのようにジブリ作品は人間関係や縁を軸に放映や配布の判断をしているように思うわけですが、2020年にワーナーマイカルが開始する配信サービスで配信開始するらしい、、という噂があります。

米動画配信競争、トトロを動かす ワーナー、ジブリ映画を配信 - 日本経済新聞
米国で白熱する動画配信を巡る競争が、日本を代表するアニメ作品に及んだ。AT&T傘下のワーナーメディアが2020年5月に始めるサービスの目玉の一つとして「となりのトトロ」などスタジオジブリ(東京都小金井市)の21作品を米国で配信する。これまでネット配信から距離を置いてきたジブリだが、動画の楽しみ方の急速な変化が背中を押し...

これもおそらくは、鈴木敏夫さんや宮崎駿監督の縁があって開始するのでしょうか。上記の記事ではジブリの販売担当が決定したとしていますが詳細は不明。なお、北米の市場に向けての対策としていることもあり国内での状況は不明。

お二人はディズニーとの関係などもあったり、色々な縁があって活躍されているので推し量ることは常人にはできませんね。

いずれにしてもファンとしては楽しみな限りです!



 

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